二人暮らしにおすすめの間取りとは？3種類の間取りの特徴について解説

新婚夫婦や同棲を検討しているカップルが物件を探す場合、どの間取りを選ぶべきか迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
二人向けの物件となると、1LDKや2DK、2LDKといった間取りが人気ですが、実際に選ぶ際にはそれぞれの特徴や住み心地を把握したうえで検討することが大切です。
そこで今回は、二人暮らしをする方がよく選ぶ1LDK、2DK、2LDKの違いとそれぞれの住み心地について解説します。
二人暮らしをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

二人暮らしにおすすめの間取り1：1LDK

二人暮らしの方が物件を探す際には、物件選びのポイントを二人で共有しておくことが大切です。

共有しておきたいポイント

二人暮らしを検討する場合は、以下のようなポイントについて整理しておきましょう。
物件の選び方
二人暮らしを検討するにあたって、どのような物件に住みたいのかを二人で話し合っておく必要があります。
物件選びで重要なポイントは、予算、条件、住むエリアです。
まず、家賃や共益費、駐車場代など、毎月の出費の予算を決める必要があります。
住まいにかかる費用は、二人の収入を合計し、その1/3程度が目安です。
また、オートロックや独立洗面台などの設備や、2階以上の部屋、駅から徒歩圏内など、希望条件も決めておきましょう。
暮らし方
二人暮らしとはいえ、家にいる時間はずっと一緒にいたい方ばかりではなく、お互いのプライベートを大事にしたいと考えるカップルも少なくありません。
最近はリモートワークなどが増えているため、仕事部屋を確保したい方も増えています。
快適な暮らしをするために、両方のライフスタイルを考えで間取りを選ぶことが大切です。
このようなポイントをふまえ、1LDK、2DK、2LDKの特徴と住み心地について、順番に解説します。
二人暮らしにおすすめの1つ目の間取りは、1LDKです。
1LDKの特徴と住み心地について解説します。

1LDKの特徴

1LDKは、居室が1つとLDK（リビング・ダイニング・キッチン）がある間取りです。
居室が1つとDK（ダイニング・キッチン）がある1DKといわれる間取りと似ていますが、1LDKは、1DKにリビングスペースをくわえて広さが8畳以上の部屋を指すのが一般的です。

1LDKの住み心地

1LDKは居室が1部屋なので、食事するのも寝るのも同じ部屋で一緒に過ごす生活になります。
したがって、家で過ごす時間はいつも一緒にいたい方や生活サイクルが同じ方に向いている間取りです。
また、居室が2つある物件よりも比較的家賃が安いため、出費を抑えたい方にもおすすめです。
ただし、一人の時間をつくりにくい間取りだといえます。
リモートワークが多い方や趣味を楽しむ時間を大切にしたい方、生活サイクルが異なる方には、窮屈に感じるかもしれません。
家賃を抑えたいけれど仕切られた空間もほしい方は、家具で仕切るなど工夫してみましょう。

二人暮らしにおすすめの間取り2：2DK

二人暮らしにおすすめの2つ目の間取りは、2DKです。
2DKの特徴と住み心地について解説します。

2DKの特徴

2DKは、居室が2つとDK（ダイニング・キッチン）がある間取りです。
居室が2つとK（キッチン）がある2Kといわれる間取りと似ていますが、2Kは料理をつくるスペースしかないため、居室で食事するのが一般的です。
2DKは、2Kにくわえてテーブルと椅子を置けるダイニングスペース（食事をするための空間）があるため、居室を独立して使うことができます。

2DKの住み心地

2DKは、居室が2部屋なので、プライベートな時間も大切にできることや寝室とは別に独立した居室を確保できることがメリットです。
また、食事をするスペースと居室を分けることができるため、広めのキッチンがほしい方や、ダイニングテーブルを置いて二人でゆっくり食事を楽しみたい方に向いています。
さらに、のちほど解説する2LDKよりも比較的家賃が安い点もメリットです。
しかし、2DKは少し前に流行した間取りで、最近は2LDKの間取りが増えています。
したがって、築年数の古い物件がほとんどで、物件数も少ない点がデメリットです。
リフォーム済みの物件もありますが、多くの場合、外観や内装といった見た目だけでなく、設備が古い物件が多く見られます。
2DKは、仕事部屋や趣味を楽しむ独立した空間がほしい方や、居室が2つある間取りで家賃を抑えたい方におすすめの間取りです。
2LDKより家賃は抑えたいけれど、リビングスペースもほしい方は、居室のうちの1室をリビングのように使うことも可能です。
物件にもよりますが、ダイニングスペースと居室が引き戸で仕切られているようなつくりであれば、引き戸を開けて空間を広くすることもできます。
その場合は、高さの低い家具を選んだり、ダイニングテーブルをコンパクトなものにしたりなど工夫してみましょう。
2DKは、2つの部屋を独立させたり、1LDKのような間取りにしたりなど、使い方によって違った空間をつくることができるため、生活をイメージしながら選ぶと良いでしょう。

二人暮らしにおすすめの間取り3：2LDK

二人暮らしにおすすめの3つ目の間取りは、2LDKです。
2LDKの特徴と住み心地について解説します。

2LDKの特徴

2LDKは、居室が2つとLDK（リビング・ダイニング・キッチン）がある間取りです。
1LDKより居室が1部屋多く、2DKにはないリビングスペースがあります。
LDKでは2人で過ごすことができ、2つの居室はそれぞれの個室として使用したり、寝室と仕事部屋に分けたりなど、自由度が高い点が大きな特徴です。
2LDKは、カップルや新婚夫婦だけでなく、友人とルームシェアできる物件を探している方にも人気があります。
また、ファミリー層の需要も高いことから、物件数がほかの間取りより多い傾向にあるため、探しやすいのも特徴の1つです。

2LDKの住み心地

2LDKは、物件によって居室の配置がさまざまです。
たとえば、縦に長いLDKに1つの居室が隣接し、もう1つの居室は独立している間取りです。
このような間取りでは、LDKに隣接している居室との仕切りを開放して、広い1LDKのような使い方ができます。
普段は1LDKのように使い、来客時には仕切れば、来客用の寝室にすることも可能です。
また、将来家族が増えたら、その部屋を子ども部屋にすれば、家事をしていても目が届きます。
玄関とは反対側の間口いっぱいに、横に長いLDKの間取りもあります。
この場合、LDK全体に日差しが差し込むため、明るく風通しの良い空間になるのが特徴です。
縦型のLDKより壁の部分が多く、家具の配置がしやすいのもメリットです。
また、このタイプの場合は、2部屋とも玄関から直行できるため、独立した部屋をそれぞれ確保したい方に向いています。
ほかにも、玄関とは反対側に居室が2部屋並んでいるタイプや、LDKが真ん中にあり居室が両脇に配置されているタイプなどもあります。
ただし、2LDKは2DKより家賃が高めです。
経済的に余裕のある方は、立地条件が良い物件を選ぶことが可能ですが、2LDKに暮らしたいけれど家賃を少しでも抑えたい方は、郊外で物件を探してみることをおすすめします。
駅から離れた場所にあっても、バス停や商業施設などが近くにあれば、生活に不便さを感じにくいため、交通アクセスや周辺環境をしっかりチェックして物件を探しましょう。

まとめ

二人暮らしの方に人気の間取りは、1LDKや2DK、2LDKです。
まず、1LDKは、リビングスペースがありますが居室が1つなので、家にいる時間は一緒に過ごしたいカップルや新婚夫婦におすすめです。
そして、居室が2つある2DKや2LDKは、それぞれに個室がほしい方や、仕事部屋を確保したい方に向いており、使い方も自由度が高いため、生活をイメージしながら自分たちに合った物件を見つけましょう。